ヒッピーとは、長髪、ヒゲ、Tシャツや簡素なコットンシャツ、手作りのアクセサリーなどが特徴のアメリカ生まれのファッションです。
ヒッピーは1965年の夏、サンフランシスコの貧民街での黒人暴動がきっかけで誕生しました。単なる服装のスタイルではなく、愛や平和、自然への回帰をテーマにした主張あるファッションとして、他と一線を画しています。髪やヒゲをのばしっぱなしにし、ナチュラル素材のシャツに洗いざらしのジーンズ、素足などのスタイルは、急速に全米の若者へ波及。60、70年代の流行にも、大きな影響を与えました。1967年、日本でも一大ブームを起こしたものの、伝わったのはヘアスタイルや服装などの外見のみ。ヒッピーの根底にある思想に関心は集まらなかったようです。アメリカでは、1968年から前衛的な政治を支持するヒッピーを、「イッピー」を呼ぶようになりました。
「ラブ&ピース」。このヒッピー・ムーブメントをシンボライズする言葉は、時代を越えてカウンター・カルチャーのアイデンティティとして、生き続けています。